やまがたのデザイン

山形エクセレントデザイン2023表彰式/受賞展示/個別デザイン相談会

令和5年12月8日、やまぎん県民ホールにて【山形エクセレントデザイン2023表彰式】を開催しました。

式では、実行委員長の吉村知事に代わって、我妻産業労働部長から受賞企業に賞状とトロフィーが授与されました。長谷川審査委員長からは「今回の審査では、クオリティはさることながら、“人と向き合っていること”を重視した。大賞のコパルはまさに人に向き合い、仕組みとしても高いレベルで実現されている。他の受賞作品についても、地域資源の再活用や、これまでの関係性の中で新しい生態系をどう作っていくのかが考えられていた。前回奨励企業に選ばれたところが、アドバイスを受けて新たに応募し、受賞していたことも喜ばしい。もちろん基本的なデザインクオリティが高いものもあり、大変バラエティに富んだ受賞となった。エクセレントデザインを契機として、山形県内にとても良いデザインの循環が生まれている。その熱量を高めながら、また次回へ向けて山形のデザインが高まっていくことを期待している」と講評をいただきました。

大賞を受賞したコパルの色部館長からは、「コパルができるまでの道のりは、試行錯誤と創意工夫の連続だった。インクルーシブの理念、性別、年齢、国籍、障がいの有無を超えて、全ての子供にとって心地よい居場所を作ること。これを目指し、実現しようとすればするほど、言うは易し、行うは難しを痛感した。そこで考えたのは「この子の笑顔のために」という発想。ひとりにとことん寄り添うことは、同じ背景を持つお子さんの笑顔に繋がったり、全く異なる立場のお子さんにも役に立つことが分かった。モノの色や形、高さや大きさ、使い心地やメンテナンスを議論し、そのプロセスを繰り返して完成したのがコパル。このたびの受賞は、私たちの挑戦、そしてプロセスに対して評価をいただいたと思う」と受賞の喜びを話されました。

表彰式の後は、やまぎん県民ホール1階ロビーに展示した受賞作品を囲みながら交流会を行い、審査委員や受賞者同士が自由に語らいながら交流を深めました。


【受賞展示】
表彰式の翌日からは、今回の受賞作品の展示と、受賞作品の一部を0035 by KIYOKAWAYAにて販売しました。ご来場いただきました皆様、ありがとうございました。
日時:令和5年12月9日(土)~10日(日)10時~18時
会場:やまぎん県民ホール共有スペースA


【個別デザイン相談会】
表彰式当日は式が始まるまで、応募者が審査委員から直接アドバイスを受けられるデザイン相談会を開催しました。今後のブラッシュアップに向けそれぞれにヒントを得られ、充実した会となりました。

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