『やまがた&Dスクール 2025』デザインセミナーと説明会

活用する

2025.08.18

デジタル化や環境問題への対応、人手不足、下請け体制からの脱却など、難しい課題に囲まれ、今後どのような方向へ進んでいけば良いのか、と悩む経営者・リーダー層の方も多いのではないでしょうか?複雑で不確実性の高い課題には、柔軟に課題を捉え直し、新たな発想を引き出す「デザイン」の考え方が有効です。

『やまがた&Dスクール』は、企業と東北芸術工科大学の学生が、様々な社会変化の兆しを多彩な講師から学び、検討を深めながら、デザインの力で企業の新規事業を構想する勉強会です。
(*令和3年度から開始し、過去計21社が参加)

今年度のスクール実施に先立ち、デザインセミナーを開催しました。

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【日時】
令和7年7月4日(金)

【会場】
山形県工業技術センター

【内容】
①講演:「なぜデザインは、一人一人の活力を引き出し、経営を変革できるのか?」
石川俊祐氏(株式会社KESIKI)
②説明:やまがた&Dスクールについて
事務局 山形県工業技術センター
③トークセッション:&D発の新規事業事例
大橋淳子氏、柴田千桂氏(粟野商事株式会社・JUYOUKAN)×石川俊祐氏(株式会社KESIKI)

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講演|「なぜデザインは、一人一人の活力を引き出し、経営を変革できるのか?」
石川俊祐氏(株式会社KESIKI)

株式会社KESIKIの石川俊祐氏より愛される会社のデザインについて、デザイン経営のアプローチからご講演いただきました。

デザイン経営とは、色モノ形を超えて、企業の独自性「会社らしさ」を形成し、社員一人ひとりが主体的に考え、創造的に働くための余白を生み出すものとのこと。

自社らしさを引き出すためのデザイン経営のポイント、そして社員全員が「デザイン思考家」となる考え方について、成功企業の特徴と事例を交えながらお話してくださいました。

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トークセッション|&D発の新規事業事例
大橋淳子氏、柴田千佳氏(粟野商事株式会社・JUYOUKAN)×石川俊祐氏

&Dスクールから生まれた新規事業の事例として、粟野商事株式会社・JUYOUKANの大橋淳子氏、柴田千佳氏と、KESIKIの石川氏、工業技術センターの大場によるトークセッションを実施しました。

粟野商事株式会社は、2021年に参加し、問屋としてのパーパスを見つめなおし、2022年にセレクトショップ&ギャラリーJUYOUKANをオープンしました。
くわしくはこちら

本セッションでは、同社がセレクトショップを運営するに至った背景、込められた想い、そしてその経緯について詳しくお話しいただきました。

&Dスクールを通して得られた学びや活かせた経験、さらには東北芸術工科大学生との交流で印象に残っていることなど…デザイン活用に対する捉え方の変化について熱のこもったお話がありました。

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『やまがた&Dスクール』デザインセミナーにお越しいただいた皆様、誠にありがとうございました。

この後、今年度の&Dスクール参加企業が決まり、
8月19日(火)に『やまがた&Dスクール』第1回目が始まります。

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