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山形エクセレントデザイン
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山形エクセレントデザイン 2006 の受賞製品
» 審査委員
エクセレントデザイン大賞
籐具 「amiシリーズ」
有限会社ツルヤ商店
エクセレントデザイン奨励賞
座椅子 「 T-3187/BX」
株式会社天童木工
エクセレントデザイン奨励賞
フロアランプ 木のあかり 「韻」
林木工芸有限会社
エクセレントデザイン奨励賞
ペンダント照明 「OP 034 289-黒、OP 034 290-白」
山形オーデリック株式会社
エクセレントデザイン奨励賞
片手刈込鋏270mm 剪定鋏New A型200mm
飛塚製鋏所
エクセレントデザイン奨励賞
竹のあずまや
山形 癒し空間と食の文化研究会
エクセレントデザイン奨励賞
コミュニケーション絵本
Tree絵本プロジェクト
エクセレントデザイン賞
ティーポット 斜円 S,M
有限会社鋳心ノ工房
エクセレントデザイン賞
ストール 「絹」先染めシリーズ
株式会社高田商会
エクセレントデザイン賞
シュレッダー 「Securet P140L」
株式会社石澤製作所
エクセレントデザイン賞
ストール 「雪」シリーズ
那須野織物有限会社
エクセレントデザイン賞
コロコロカー
佐野正裕
エクセレントデザイン賞
食卓丸テーブル、椅子
佐野正裕
エクセレントデザイン賞
ウォームビズ ハーフコート&リバーシブルベスト ツーピース
MIMIQUE
審査委員
會田雄亮
陶芸家
東北芸術工科大学元学長/名誉教授
愛知県立芸術大学客員教授
エクセレントデザインの審査を終え、質の高い山形デザインが選定された事は喜ばしい限りであった。大賞の籐具「ami」シリーズは、金属フレームを用いたシンプルなデザインで完成度の高い仕事である。既に内外での評価も高く、今後の山形デザインを先導してゆくものと期待したい。その他、印象的なものを挙げると、高度な成型技術で作られた「座イス」は、肘掛けの大きさと位置が抜群で、実に座り心地の良いものであった。会話障害のある方々の「コミュニケーション絵本」はユニークな発想が注目された。又、竹を素材に構成される「竹のあずまや」は、接合金具が優れており、多方面での可能性が評価された。審査を振り返り、山形デザインの健在は示されたが少々物足りなさの感は否めなかった。前回に比べ、新しい技術・提案を取り入れた工業製品が少なかったのは今後の課題となろう。
優れた山形デザインが生まれ、それを県民が誇りに思ってこそはじめて山形ブランドが成長する。今後、県民をはじめ広く内外に知らせる窓口として「山形エクセレントデザイン」をデザイン振興の柱とするべきものではないかと考える。
五十嵐治也
工業デザイナー
筑波大学名誉教授、
東北芸術工科大学名誉教授
日頃、山形は”モノづくり”では全国有数の優れた県とみている。この催しはその振興策として施行されてきた。デザイン塾もその一環、成果を見せるように今回の大賞は洗練されていた。しかし、全般に相応の優れたものはありながら何か物足りなかった。
デザインは人の生活に根ざし、文化を創り出す営為だと思う。加えて日に新たにの想いが重なる。今回各部門とも新生創造の香りがうすかった。あらためて山形の実力はこのレベルではあるまいと考える。次回以降この催しの主旨をかみしめ、一層の精進、奮って多数の参加を願ってやまない。
山田節子
デザインコーディネーター
株式会社TWIN代表取締役
山形エクセレントデザインを重ねて5回目。一見して会場に並べられた作品からデザインという視座の浸透が伝わってきた。それを象徴するように大賞は「ami」シリーズに。デザインの力と明治以来育まれた地場の技術が融合し、国際競争力を持った製品として評価された。着眼の良い「竹のあずまや」も、デザイン力がもう一歩上がることで市場への可能性が見える秀作である。審査で終わるのではなく、デザイン塾が併催されるこのコンペの役割の重要さを認識させられた。
横川昇二
環境デザイナー
横川環境デザイン事務所代表取締役
大賞の籐具「ami」シリーズは、伝統的な技術力を活かした提案性の高いデザインであり、山形らしさを感じさせるものづくりとして評価したい。
この他、独自のジョイントによる竹を活かした空間の提案は、素材と技術と空間の新しい方向を示すものとして興味深い。今回、業務用品や公共用品は少なかったが、今後、医療・福祉問題やエコ・環境問題などへの取組み、住居空間やエクステリア空間などへの挑戦を期待したい。
内田みえ
ジャーナリスト
有限会社サイレントオフィス代表
デザインの大きな意義のひとつに、伝統的な技術や素材を現代の暮らしに見合った道具に具現化する、ということが挙げられると思う。その点で、籐具「ami」シリーズは大賞にふさわしいプロダクトだった。また、「竹のあずまや」や「コミュニケーション絵本」のように社会的デザインの試みは大変興味深かった。全般的には、技術力は十分ありながら、デザイン面で独自性や現代性、新しい力を感じられるものが少なかったように思われる。次回はそういった製品を多く望みたい。
審査委員
會田雄亮
陶芸家
東北芸術工科大学元学長/名誉教授
愛知県立芸術大学客員教授
エクセレントデザインの審査を終え、質の高い山形デザインが選定された事は喜ばしい限りであった。大賞の籐具「ami」シリーズは、金属フレームを用いたシンプルなデザインで完成度の高い仕事である。既に内外での評価も高く、今後の山形デザインを先導してゆくものと期待したい。その他、印象的なものを挙げると、高度な成型技術で作られた「座イス」は、肘掛けの大きさと位置が抜群で、実に座り心地の良いものであった。会話障害のある方々の「コミュニケーション絵本」はユニークな発想が注目された。又、竹を素材に構成される「竹のあずまや」は、接合金具が優れており、多方面での可能性が評価された。審査を振り返り、山形デザインの健在は示されたが少々物足りなさの感は否めなかった。前回に比べ、新しい技術・提案を取り入れた工業製品が少なかったのは今後の課題となろう。
優れた山形デザインが生まれ、それを県民が誇りに思ってこそはじめて山形ブランドが成長する。今後、県民をはじめ広く内外に知らせる窓口として「山形エクセレントデザイン」をデザイン振興の柱とするべきものではないかと考える。
五十嵐治也
工業デザイナー
筑波大学名誉教授、
東北芸術工科大学名誉教授
日頃、山形は”モノづくり”では全国有数の優れた県とみている。この催しはその振興策として施行されてきた。デザイン塾もその一環、成果を見せるように今回の大賞は洗練されていた。しかし、全般に相応の優れたものはありながら何か物足りなかった。
デザインは人の生活に根ざし、文化を創り出す営為だと思う。加えて日に新たにの想いが重なる。今回各部門とも新生創造の香りがうすかった。あらためて山形の実力はこのレベルではあるまいと考える。次回以降この催しの主旨をかみしめ、一層の精進、奮って多数の参加を願ってやまない。
山田節子
デザインコーディネーター
株式会社TWIN代表取締役
山形エクセレントデザインを重ねて5回目。一見して会場に並べられた作品からデザインという視座の浸透が伝わってきた。それを象徴するように大賞は「ami」シリーズに。デザインの力と明治以来育まれた地場の技術が融合し、国際競争力を持った製品として評価された。着眼の良い「竹のあずまや」も、デザイン力がもう一歩上がることで市場への可能性が見える秀作である。審査で終わるのではなく、デザイン塾が併催されるこのコンペの役割の重要さを認識させられた。
横川昇二
環境デザイナー
横川環境デザイン事務所代表取締役
大賞の籐具「ami」シリーズは、伝統的な技術力を活かした提案性の高いデザインであり、山形らしさを感じさせるものづくりとして評価したい。
この他、独自のジョイントによる竹を活かした空間の提案は、素材と技術と空間の新しい方向を示すものとして興味深い。今回、業務用品や公共用品は少なかったが、今後、医療・福祉問題やエコ・環境問題などへの取組み、住居空間やエクステリア空間などへの挑戦を期待したい。
内田みえ
ジャーナリスト
有限会社サイレントオフィス代表
デザインの大きな意義のひとつに、伝統的な技術や素材を現代の暮らしに見合った道具に具現化する、ということが挙げられると思う。その点で、籐具「ami」シリーズは大賞にふさわしいプロダクトだった。また、「竹のあずまや」や「コミュニケーション絵本」のように社会的デザインの試みは大変興味深かった。全般的には、技術力は十分ありながら、デザイン面で独自性や現代性、新しい力を感じられるものが少なかったように思われる。次回はそういった製品を多く望みたい。