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山形エクセレントデザイン 2003 の受賞製品
» 審査委員
エクセレントデザイン大賞
穂波シリーズ 「みのり柄」「ストライプ柄」「市松柄」
穂積繊維工業株式会社
エクセレントデザイン準大賞
眼底検査装置 「EG Scanner」
マイクロトモグラフィー株式会社
エクセレントデザイン奨励賞
ストール 「グラデーション」「オーガニックストール」「揚柳タイプ」
那須野織物有限会社
エクセレントデザイン奨励賞
真室川漆器 「椿皿」「3寸8分汁椀」「4寸汁椀」「そば椀」
真室川町うるしセンター
エクセレントデザイン奨励賞
和鉄ポット ワビ-S
株式会社菊地保寿堂
エクセレントデザイン奨励賞
全開口スリット型円形側溝 「ボーダードレーン」
山形新興株式会社
エクセレントデザイン奨励賞
DECK 「デッキ」ベンチシリーズ
株式会社天童木工
エクセレントデザイン賞
鶴岡蛍唐草(バンダナサイズ)
ブレイン・フレーム
エクセレントデザイン賞
鉄瓶 「だえん」
有限会社鋳心ノ工房
エクセレントデザイン賞
テーブルナイフ 「わらび」
有限会社島田刃物製作所
エクセレントデザイン賞
肘付きスツール
有限会社ツルヤ商店
エクセレントデザイン賞
木のあかり 「こもれび」
林木工芸有限会社
エクセレントデザイン賞
古和布と新素材のコンビネーションコート
MIMIQUE(ミミック)
エクセレントデザイン賞
i Skip Door (アイスキップドア)
株式会社いそのボデー
エクセレントデザイン賞
バイキンキラー
青木安全靴製造株式会社
エクセレントデザイン賞
多用途型景観施設 「ジオシリーズ」
株式会社クラフト
エクセレントデザイン賞
馬見ヶ崎川の遊歩道照明
オーデリック株式会社第二営業部山形営業所
審査委員
會田雄亮
陶芸家
東北芸術工科大学前学長
今回大賞に選ばれた敷物”穂波シリーズ”は、色彩の爽やかさと麻の持つサラサラ感を見事に重ね合せ、日本人の感性の原点である触感をとらえた気持ちの良い作品である。又、準大賞の眼底検査装置は、眼底の断層画像を直接見ながら診察できる画期的な装置である。今年度の選定を総括してみると、この2作品が物語る様に、感性の美と先端技術の結晶と両極に優れた作品が多く見られた事であろう。他の選定品には本格的漆器に成長した真室川漆器や、鉄器、木工製品の良さは云うまでもないが、特筆すべきは準大賞作品を始め、間伐材を使ったシステムベンチ、又、全開口スリット型円形側溝等、公共用デザインに優れたものが多く見られたことであろう。先端技術とデザインが一体となった新しい山形デザインがこのセレクションを通じて生まれてくる兆候に大いに期待するものである。
五十嵐治也
工業デザイナー
筑波大学名誉教授、
東北芸術工科大学名誉教授
高度な電子技術、精巧な家具、伝統の技に根ざした工芸品など、創意をこらし、相応のレベルを示し「ものづくり山形」の素顔を見る思いがした。しかし、全般に何かが足りない。Designは、経済的付加価値の造形に終わってはならず、思いつき・アイディアの世界ではない。本セレクションが問いかけているのは、生活の為の生産・文化生成の原点としてのものつくりへの期待であり、一考を促したい。今回、繊維製品に成果が見られたのは嬉しい。
山田節子
デザインコーディネーター
株式会社TWIN代表取締役
山形段通のこれからを示した「敷物」と山形県の工業技術力を示す「医療機器」という二極が大賞を競り合う審査会であった。このほか、「デッキ」ベンチ、「遊歩道照明」、「ストール」「真室川漆器」もそれぞれに印象にとどまる仕事であった。しかし全般的に物足りなさを感じた。前回、若者の斬新な発想での参加があり、デザインの未来、山形の未来を暗示してくれていたが、今回その部分の欠落が大きかったように感じた。
横川昇二
環境デザイナー
横川環境デザイン事務所代表取締役
応募数も各分野とも増えたことや全体に努力の跡が見られレベルアップが図られた。応募者の熱い思いと山形県のモノづくりの土壌の豊かさと可能性を感じた。さらに、公共用品と業務用品では使われる空間や場所を明確に示すことで、もっと高い評価が得られるものと思われた。課題としては、デザインプロセスにおけるブラッシュアップの重要性、地域性や伝統性を活かす上でも地産池消の考え方を大切にする必要性を強く感じた。
藁科裕里
ジャーナリスト
インテリア・マガジン「コンフォルト」編集長
審査にあたり、山形ならではのものづくり、土地の資源を生かしたデザインを見出すことに務めた。「穂波シリーズ」は全体にクオリティが高く、「和鉄ポット」「真室川漆器」は現代的なデザイン、「眼底検査装置」「全開口スリット型円形側溝」はひとや環境に配慮したトータルな視点からのアプローチが評価できた。素材や技術に頼りすぎるのではなく、それを通じて新しい活用法や生活・環境のシーンを提案する作品を期待したい。
審査委員
會田雄亮
陶芸家
東北芸術工科大学前学長
今回大賞に選ばれた敷物”穂波シリーズ”は、色彩の爽やかさと麻の持つサラサラ感を見事に重ね合せ、日本人の感性の原点である触感をとらえた気持ちの良い作品である。又、準大賞の眼底検査装置は、眼底の断層画像を直接見ながら診察できる画期的な装置である。今年度の選定を総括してみると、この2作品が物語る様に、感性の美と先端技術の結晶と両極に優れた作品が多く見られた事であろう。他の選定品には本格的漆器に成長した真室川漆器や、鉄器、木工製品の良さは云うまでもないが、特筆すべきは準大賞作品を始め、間伐材を使ったシステムベンチ、又、全開口スリット型円形側溝等、公共用デザインに優れたものが多く見られたことであろう。先端技術とデザインが一体となった新しい山形デザインがこのセレクションを通じて生まれてくる兆候に大いに期待するものである。
五十嵐治也
工業デザイナー
筑波大学名誉教授、
東北芸術工科大学名誉教授
高度な電子技術、精巧な家具、伝統の技に根ざした工芸品など、創意をこらし、相応のレベルを示し「ものづくり山形」の素顔を見る思いがした。しかし、全般に何かが足りない。Designは、経済的付加価値の造形に終わってはならず、思いつき・アイディアの世界ではない。本セレクションが問いかけているのは、生活の為の生産・文化生成の原点としてのものつくりへの期待であり、一考を促したい。今回、繊維製品に成果が見られたのは嬉しい。
山田節子
デザインコーディネーター
株式会社TWIN代表取締役
山形段通のこれからを示した「敷物」と山形県の工業技術力を示す「医療機器」という二極が大賞を競り合う審査会であった。このほか、「デッキ」ベンチ、「遊歩道照明」、「ストール」「真室川漆器」もそれぞれに印象にとどまる仕事であった。しかし全般的に物足りなさを感じた。前回、若者の斬新な発想での参加があり、デザインの未来、山形の未来を暗示してくれていたが、今回その部分の欠落が大きかったように感じた。
横川昇二
環境デザイナー
横川環境デザイン事務所代表取締役
応募数も各分野とも増えたことや全体に努力の跡が見られレベルアップが図られた。応募者の熱い思いと山形県のモノづくりの土壌の豊かさと可能性を感じた。さらに、公共用品と業務用品では使われる空間や場所を明確に示すことで、もっと高い評価が得られるものと思われた。課題としては、デザインプロセスにおけるブラッシュアップの重要性、地域性や伝統性を活かす上でも地産池消の考え方を大切にする必要性を強く感じた。
藁科裕里
ジャーナリスト
インテリア・マガジン「コンフォルト」編集長
審査にあたり、山形ならではのものづくり、土地の資源を生かしたデザインを見出すことに務めた。「穂波シリーズ」は全体にクオリティが高く、「和鉄ポット」「真室川漆器」は現代的なデザイン、「眼底検査装置」「全開口スリット型円形側溝」はひとや環境に配慮したトータルな視点からのアプローチが評価できた。素材や技術に頼りすぎるのではなく、それを通じて新しい活用法や生活・環境のシーンを提案する作品を期待したい。