当センターではH29年度「ものづくり創造事業」として、山形県スリッパ工業組合のギフトショー出展に関する支援を行いました。
〈メンバー〉
山形県スリッパ工業組合(出展企業:阿部産業(株)、河内スリッパ、(株)後藤、(株)タカナシスリッパ)
河北町商工会、河北町、山形県工業技術センターデザインGr.
〈スケジュール〉
・2017年9月 全体会議①:出展目標の確認、展示の方向性決め
・ 10月 展示計画立案、各社出品物の検討
・ 全体会議②:ブースレイアウト案検討
・ 11月 各社ごとに出品物の検討&試作(~1月まで)
・ リーフレットの構成検討
・ 12月 商品撮影、リーフレット製作
・2018年1月 ブース装飾パネル等の製作
・ 全体会議③:ブース最終チェック
・1/31~2/3 「東京インターナショナル・ギフト・ショー春2018」出展
全体会議では、何を目的として出展に臨むのか、意識を統一するところから始めました。
各社の歴史や強みを改めて聞き出していくと、草履表の一大産地だったところから、戦後、生活様式の変化に合わせてスリッパの製造を始め、吊り込み、外縫い、ソフト、バブーシュ等、様々なタイプのスリッパが作られていることが分かりました。
そこで展示会では、ショップやデザイナー向けの「河北町で作られている様々なスリッパの形と作り方を紹介するコーナー」と、既存の問屋さん向けの「各社の最近の取組みをPRするコーナー」に分けたブース構成とすることにしました。
スリッパの形や作りの違いが良く見えるように、白い麻布に統一して作っていただいた5種類のスリッパと草履。組合でもこうした取組みは初めてだそうで、新鮮な感じがするね、と話していました。
各社の今をアピールするスリッパは、それぞれが見せたい形やイメージを元に、ターゲットを想定しながら、生地の選定や細部の調整を行い、試作と改良を重ねていきました。甲の表・裏、底、間に挟み込む資材等、たくさんのパーツがあります。
1月中旬、工業技術センターの会議室に実際と同じ大きさのブースを簡易的に作り、最終的なレイアウトの調整とお客様への説明方法を全員で確認しながら共有していきました。
〈第85回東京インターナショナル・ギフト・ショー春2018 LIFE×DESIGN〉
会期:2018年1月31日(水)~2月3日(土)
会場:東京ビッグサイト 東3(日本ブランドフェア)
展示会では、既存の問屋さんから「こういうのも作っていたの!」と驚かれたり、新しいショップとの繋がりも生まれました。今後細部を整えつつ、販売につなげていきたいと思います。