山形県では2015年度、県内の菓子製造企業×アドバイザー×デザイナー×工業技術センターで、県産食材を活かした山形らしいおみやげ菓子の開発に取り組みました。
〈プロジェクトメンバー〉
・菓子製造企業/有限会社結城米菓、株式会社モミの木、株式会社銘菓の錦屋、有限会社木村屋、有限会社グローバルアイ
・アドバイザー 中山晴奈氏(NPO法人フードデザイナーズネットワーク理事長)
・デザイナー 小板橋基希氏(株式会社アカオニ)
・事務局/山形県工業技術センターデザインGr、株式会社エーディーバンク、県工業戦略技術振興課
本プロジェクトでは、2015年7月から月1回ペースで検討会をおこない、各社が取り組んでみたいことをベースに、ターゲットである女性が、食べやすく持ち運びやすいサイズ感や容量、味付け、食感などについてそれぞれアドバイスをいただき、最終的にパッケージまで含めて検討してきました。また、初回の全体会議や中間発表会には女性による異業種交流チームにも参加いただき、買い手・もらい手目線からの意見を反映させていきました。
〈成果発表会〉
日時 2016年3月16日(水)14:00-16:00
会場 やまがた藝術学舎(山形市松見町17-1)
成果発表会では、中山氏から現在のおみやげ菓子の動向と本プロジェクトが目指してきたことについてのお話の後、各社から開発プロセスを報告しました。
開発が進むにつれ、商標のことなど各社毎に課題が様々出てきましたが、それぞれにトライを重ねて、無事お披露目することができました。試食会では、参加者から「山形の素材が活かされていて美味しい」「パッケージもかわいい」という意見が多く寄せられました。
〈 開発した商品 〉
◎山形七煎/(有)結城米菓
山形県産の紅花や秘伝豆、ゆうきや秘伝の醤油、ぬた、樹氷など、山形らしい7つの味と形が一袋で楽しめるお煎餅。
◎山形の野菜と果物のチップス/(株)モミの木
山形県産の3種類の野菜(里芋、赤かぶ、にんじん)と、4種類の果物(りんご、庄内柿、ラ・フランス、キウイ)を、素材の持つ色や香り、栄養をなるべく損なわないよう低温真空加工で仕上げたチップス。
〈 販売会について 〉
今回開発した商品の販売会をおこないます。食べておいしい、もらってうれしい、山形県産素材のおいしさを存分に引き出したおみやげ菓子を、ぜひこの機会にお試しください!
◎エスパル山形
会期 2016年8月12日(金)- 8月16日(火)
会場 エスパル山形3階特設コーナー(山形県山形市香澄町1-1-1)
http://www.s-pal.jp/yamagata/
◎庄内観光物産館
会期 2016年7月16日(土)- 7月31日(日)
会場 庄内観光物産館特設コーナー(山形県鶴岡市布目字中通80-1)
◎チェリーランドさがえ
会期 2016年6月18日(土)- 7月31日(日)
会場 チェリーランドさがえ特設コーナー(山形県寒河江市大字八鍬字川原919-6)
◎復興デザインマルシェ
会期 2016年3月22日(火)- 23日(水)11:00-19:00
会場 東京ミッドタウン アトリウム(ガレリアB1F)
入場料 無料
出店者 東北地方、茨城県のメーカー、デザイナーなど約35社
http://www.jidp.or.jp/marche2016/