やまがたのデザイン

山形エクセレントデザイン展2016

山の向こう_Fix

山の向こうのもう一つの日本。
山形には美しい自然と文化が共存し、その歴史と伝統を源流とした優れたものづくりが脈々と息づいています。県内で作られた優れたデザインの製品を選定する「山形エクセレントデザイン」選定品の展示をはじめ、山形のものづくりを様々な面から掘り下げることで、広く県内外の方々に、山形のデザインやものづくりへの理解を深めてもらうことを目的とした展示会を開催しました。

●会期 2016年8月2日(火)から8月21日(日)まで 11時~20時 月曜休館
●会場 とんがりビル1階 KUGURU(山形市七日町二丁目7番23号 http://www.tongari-bldg.com/kuguru

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●山形エクセレントデザイン2015選定品の展示
山形エクセレントデザインは、魅力的で競争力の高い商品づくりとデザインマインド向上を目指す事業として、県内で企画・開発・生産されている優れたデザイ ンの製品について選定・顕彰をおこなうもので、これまで9回開催してきました。今回は2015年に選定された15製品を展示しました。

出展企業/株式会社コロン、有限会社佐藤商店、日知舎、吉野敏充デザイン事務所、株式会社シェルター、株式会社チノー 山形事業所、農業生産法人株式会社やまがたさくらんぼファーム、阿部産業株式会社、大蔵村、オーロラコーヒー、株式会社ケンランド、酒田米菓株式会社、 ジャスト株式会社、有限会社ツルヤ商店、萩原農園


出展企業の詳しい紹介と各社毎の動画はこちらをご覧ください。

●オープニングトーク
21_21 DESIGN SIGHTの企画展で東北各地に残る手仕事のリサーチをされた川上典李子さんと、デザインシンキングを駆使しながらあらゆる分野でイノベーションを起こしている石川俊祐さん。エクセレントデザイン審査委員でもあるお二人と、これからのモノづくりを考えるトークイベントを開催しました。8月2日(火)トーク18時~19時、交流会19時~20時半(石川さんは豪雨による新幹線の運休によりテレビ電話での参加となりました。)
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【川上典李子】21_21 DESIGN SIGHT アソシエイトディレクター/デザイン誌『AXIS』(アクシス刊)を経て、1994年よりフリーランスのジャーナリスト、エディター。著書に『リアライジング・デザイン』(TOTO出版)、共著に『le design』(Beaux Arts)など。
【石川 俊祐】IDEO Tokyo デザインディレクター/英国セントラルセントマーティンス卒業後、日本メーカーのインハウスデザイナー、英国のデザインコンサルティング企業を経て、 2013年から現職。IDEO Tokyoのデザインディレクターとして様々な企業/団体とのプロジェクトを手掛ける。

●受賞者トーク「根っこの話」
【企業ブランディングの話】萩原尚季(株式会社コロン)
王将果樹園のブランディングを手がけられたコロンの萩原さんから、ブランド化するとはどういうことなのか、どんな意味があるのか、身近な題材から世界的企業の事例まで交えて分かりやすく教えていただきました。*8月11日(木・祝) 14時~15時
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【ぺリアンと新庄と手仕事の話】吉野敏充(吉野敏充デザイン事務所)
昭和8年、全国で初めて建てられた「積雪地方農村経済調査書(雪調)」を舞台に、シャルロットペリアンと農民との間にどんな交流があったのか、そこで生まれた寝椅子の復活にかける想いなどを伺いました。後半は「最上を受け継ぐヒトとモノ」参加作家の伊藤和江さんから、山ぶどうの樹皮を使った箸留め(箸置き)つくりを教えていただきました。*8月11日(木・祝) 15時~16時半
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●キッズワークショップ セイケイゴウハンでやじろべぇを作ろう
県産家具を代表する“成形合板(セイケイゴウハン)”の技術をつかって、ゆらゆら動く「やじろべぇ」を作るワークショップを開催しました。(監修:山形大学 地域教育学部 齊藤学准教授)*8月6日(土)/8月7日(日)/8月13日(土)/8月14日(日)/8月20日(土)/8月21日(日)/随時受付/小学生対象/所要時間約30分/参加費300円
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●山形らしさを考える
山形らしさってなんだろう?みんなの“山形”をあつめたら、見えてくるかもしれない…
来場者の方に、色ごとに設問が違うカードから選んで記入してもらいました。カードが増えるごとに見えてきたのは、山の形。くすっとしたり、そうそう!と頷いたり、深いな~と思わせるものも。魅力的な“山形”が現れました。
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●やまがたのモノづくりとデザインの年表
山形の産業の始まりは1356年(室町時代)にさかのぼると言われています、、、。山形のものづくりとデザインにまつわる出来事を集めた年表を展示しました。今と昔はつながっている!と改めて感じることができる年表です。nenpyou

●限定ショップ
期間中は選定品の一部をとんがりビル1階の〈十三時〉にて販売して頂きました。(商品/萩原農園の大豆菓子、麻のスリッパ、籐ハンガー、リネンタオル、最上を受け継ぐヒトとモノシリーズ)
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たくさんのご来場ありがとうございました。
また2年後に、お会いしましょう!

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